April 20, 2010
written& photo  by 四方田 裕弘

小田急線の成城学園前駅です。
成城と言えば、、、高級住宅街。学園都市。セレブ。を自然とイメージされる方が多いと思います。

仙川と野川にはさまれたこの台地に、調布市や狛江市と接するこの世田谷の縁に、なぜそのような力が、魅力があるのか、今回の散歩を通して解明してみました!!
と言ったら大げさですね。

成城学園前駅

世田谷区は、自然保護の意識が高く、自然の残る民有地を「特別保護区」「都市林」「緑地」「公園」として、保全していく取り組みが積極的に行われています。

成城にも「成城三丁目緑地」「神明の森みつ池特別保護区」という保全地区があり、 人や、動物、昆虫、植物等、あらゆる生き物の憩いの場となっています。

右の写真は、「成城三丁目緑地」です。
普段車に乗って世田谷通りを走る方はご存じかと思いますが、 左折すると多摩堤通り、右側にOKストアがある、あの十字路。 そのOKストアの裏にこの緑地はあります。
私も10年以上この界隈を車で走っていましたが、この度、迂闊にも初めて知ることとなりました。

成城三丁目広場

成城を散歩してみると、建物が低く、空が広いことに気が付きます。
道幅が広く、両脇には桜や銀杏が立ち並び、時には生垣に囲まれ、新しい家や懐かしい雰囲気の家を眺めながら散歩していると、時が経つのを忘れてしまいます。
この街並みは、用途地域もありますが、自治会によって制定された「成城憲章」で、住民が街の歴史を継承し、保全や発展に努めているからだそうです。

こちらの家は、玄関への階段があまりにも素敵でしたので、家主さんに了解を得て撮影しました。
1階のブロック組は60年前のもので、今でもビクともしないのよ!と誇らしげな奥様は、 別れ際に、庭で育てているローズマリーを分けてくれました。

人は大地に足をつけ、空を仰ぎ見て、木に支えられ、水で潤い生きているのでしょう。

成城は、住む人がそれを大切に守っている。そんな街でした。

階段の家

April 8, 2010
written& photo  by 小倉 駿二朗

青梅線の古里(こり)駅です。
東京都心から1時間ほど足を伸ばせば、そこは東京都とは思えないほど自然溢れる町、奥多摩古里に到着です。

古里駅の近くには非常に変った山門をもつ杉林に囲まれた熊野神社があります。
この山門は歌舞伎の舞台となっており、なんでも江戸末期から戦前にかけて祭礼の余興として農村歌舞伎が上演されていたそうです。
境内から舞台を眺めていると、どこからか能の音楽が聞こえてきて、何とも風情がありますね。
ただ現在、舞台が改修工事中だった事が残念でなりません…。

古里駅

この場所は一体どこなのだろうか、険しい山道を長時間歩き、たどり着いたところはかろうじて今もその姿を残す廃村でした。

東京といえば六本木や銀座、表参道といった場所を思い浮かべますが、東京にはトトロが出て来そうな、こんな幻想的な場所も残っているんですね。

忘れてきた大切な物がこの廃村には残っている気がします。

古里はなんだか夏休みに行った、おばあちゃんの家のような心休まるそんな場所。

お帰りなさいって言われているような自然溢れるそんな場所です。

Coffee&ギャラリー木古里

木古里
Coffee&ギャラリー木古里は一度訪れると、思わずまた来たくなる、そんな不思議な癒しスポット。

手作りの民芸品や昭和のレトロな美術品があふれ、工房も兼ねている事から、初めて来た人はびっくりして「改装中ですか?」と聞いてしまうのだそうです(笑)
実はマスターの本職は大工さんで店の照明やテーブルもマスターの手作り、民芸品の小物からタンスまで販売しており、コーヒーを飲みながらじっくりマスターの作品を拝見させて頂きました。

滝の音を聞きながらゆっくりとした時を楽しむ、そんな贅沢な時間を過ごしてみては如何でしょうか?

廃村

東京メトロ千代田線・銀座線・半蔵門線の表参道駅です。 大体、青山って言われるとこですね。ちなみに弊社の事務所の最寄り駅です。 地名の由来はそのままで、明治神宮の表参道だからです。青山と言ったら、ファッションや新しい文化の発信地になることが多く、ファッション、カフェ、レストラン、インテリア雑貨、スウィーツ等で困ることはございません。
ただ、そんな青山ばかりを写してもなにも面白くないので、どちらかというと裏の景色をお伝えできればと思いシャッターをきりました。

表参道Ao

青山ってなんで青山?

青山の地名の由来は天正19年(1591年)に青山忠成が徳川家康から拝領した広大な屋敷があったことによります。要は青山さんが家康から土地をもらって、自分の名前を付けただけですね。
ちなみに青山の住所は港区南青山1丁目から7丁目と港区北青山1丁目から3丁目まであります。青山だけの住所はございません。表参道駅を下車すると、すぐに渋谷区神宮前や港区西麻布になり、かなり入組んでいるのも特徴です。青山墓地は南青山2丁目、ベルコモンズ交差点は北青山3丁目です。

住所を見ながら歩くのもなかなか楽しいですよ。

青山

表参道ヒルズと同潤会アパート

表参道ヒルズは、表参道のランドマークとして長く親しまれてきた旧同潤会青山アパートの建替事業として、2006年2月11日に誕生しました。同潤会アパートの歴史を振り返ってみると、関東大震災の3年後の1926年(大正15年)で、実に77年前です。長らく木造の戸建や棟割長屋が中心であったわが国の住宅に、共同住宅として建築された鉄筋コンクリート(RC)造りの草分け的住宅であり、現在のマンションの原型といえます。同潤会とは大正12年の関東大震災による罹災者の住宅対策事業実施機関として、国内外からの義捐金を基金として大正13年に設立された財団法人で、東京や横浜の各地に耐火耐震のRC造アパートを供給しています。

表参道ヒルズ

April 5, 2010
written& photo  by 福永 夕太

今回はセレブな街、二子玉川!
高島屋SCがあって、多摩川があって、お金持が住んでて、高級住宅街で・・・。 でもちょっと違います。実は二子玉川ってもう一つの顔があって、奥深い面白みがたくさんあるのです。 ここって世田谷区だよね?でも昔は世田ヶ谷村でしたからね。猫も花見をしますよっていう感じの雰囲気です。たくさんの自然に囲まれ歴史があるエリアで、住所的には瀬田や岡本が面白いですね。
都会と自然がうまく共存しており、各界の著名人や会社経営者も多く住んでいることも挙げられます。

猫と桜とスローライフ

こちらのphotoは、「岡本古民家園」で、世田谷区で昔よく見られた藁葺きの建物。瀬田に残されていた江戸時代中期に建てられた家を移築したものです。読書している人とか、散歩の途中で一休みしている人達がいますね。本当に静かで、隣には公園もあっていい場所です。近くの川にはザリガニもいますし、カモもいます。
「日常の喧騒から離れて・・」っていう言葉がありますが、よく似合う場所なのです。

岡本古民家園

坂が多いのも面白みです。

丁度、丸子川を境に国分寺崖線に面しており、住所も玉川から瀬田に変わります。
二子玉川から用賀のほうに向うには結構険しい坂を登らなくてはなりません。それがまた、いいのですけどね。

子育て環境にも最適なエリアです。自然が多いことと、お店も子供に優しい。お教室も多いことがあげられます。ただ、電車通勤のお父さんには朝の田園都市線はカオスですが・・・(笑)

馬坂

April 3, 2010
written& photo  by 福永 夕太

これ、どこだかわかります・・・・?軽井沢・・?
違います。渋谷区です。東急東横線代官山駅から歩いて4分の場所です。
こちらさまは、重要文化財である旧朝倉家住宅でございます。 素晴らしい佇まいですね。
旧朝倉家住宅は猿楽町の南西斜面を利用して東京府議会議長や渋谷区議会議長を歴任した朝倉虎治郎氏によって大正8年に建てられました。その際に虎治郎は材木店で働いた経験を生かし、自ら屋敷に使用する材木を選んだそうです。

旧朝倉家住宅

その後、戦後の困難期に社団法人中央馬事会へ売却された旧朝倉家住宅は農林水産省に譲渡されるなどの歴史を経て、昭和39年から現在の内閣府の前身である経済企画庁の渋谷会議所として、近年まで使用されていました。東京中心部に残る関東大震災以前に遡る数少ない大正期の和風住宅として貴重であり、また、都市化が急速に進んだ周縁部に営まれた住宅であることが、近代の和風住宅の展開を知る上で重要であるとして平成16年に国の重要文化財に指定されました。

広間

中庭

読書&昼寝するには最高の空間です。
この家の裏は代官山駅前があるというのが、また贅沢な話です。あなたならここで何をしますか?多分、同じ発想になるのではないでしょうか?

そんな空間ってすごいですよね。違う価値観の人間が同じものを見て、同じことがしたくなるのであれば・・・。
文学的な本とか読みたくなっちゃいますよね。ある意味で空間デザインの最高峰と言えるのではないでしょうか?

中庭