中古マンションを購入して室内をリノベーションしたいけれど、リノベーション向きの物件が少なくて、困っている。。
最近、お客様からよく頂く相談の一つです。
リノベーション済の物件ばかりで、リノベーション向きの物件はどうやったら見つけられるのかと。
リノベーション費用も住宅ローンと同じ金利で融資が受けられるようになり、ライバルも多いなかで、リノベーション向きの良い物件を購入するには、「準備」 が全てです。内覧をして、その日のうちに購入するか否かを決断する必要がある物件もありますので、事前にどんな準備をするべきか、5つのステップに分けてお話します。
1.予算を決める
物件の内覧を始める前に、ご自身が安心して購入できる予算を把握するようにします。
購入する段階にきて、返済していけるのか不安を感じながらでは、正しい判断が出来なくなってしまいます。
予算が決まれば、選ぶ物件の条件もおのずと決まってきますので、購入検討できる、見るべき物件に絞って内覧をすることができます。
予算の決め方につきましては、「ライフプランニングからの家探し」を参考にご覧ください。
2.リノベーション業者を選定する
リノベーション費用も住宅ローンを利用して購入する方の場合、リノベーション業者を物件が決まった後に選定されると、せっかく見つけた物件を買い逃す可能性が高くなってしまいます。
理由は、リノベーション費用も融資を受ける場合、事前審査の際、リノベーション会社が作成した見積書が必要になるからです。
物件が決まってからリノベーション会社を探し、見積もりを依頼では、それだけで2週間程度の時間を要しますので、その間に売れてしまう可能性が高くなります。
買い逃す可能性が少しでも下がるよう、事前にリノベーション業者を選定するようにしましょう。
3.リノベーション予算を把握する
リノベーション費用は、工事内容や設備機器によって大きく変わります。
予め、ご自身が行いたいリノベーション費用を把握しておかないと、ようやく物件が見つかり売買契約も無事に終わって、いよいよリノベーションという段階で、リノベーション予算が足りず、思っていたようなリノベーション工事ができなかった、なんて事になってしまいます。
逆に思っていたよりも、予算が下がれば物件の条件を上げることが出来ますので、物件を決める前に、しっかりと予算を把握するようにしましょう。
4.即日決断できるよう、内覧は落とし穴が無いかを確認するだけ
予算が決まれば、あとは物件探しです。
フルリノベーション前提であれば、基本的に間取りを含めて、希望する室内にすることができます。内覧をする際には室内状況ではなく、日当たりや眺望、周辺環境など後から変えることが出来ない部分を確認しましょう。
可能であれば、内覧時にリノベーション会社の方にも内覧に同行頂き、ご自身が希望するリノベーションが出来るか、施工上の落とし穴がないかを確認頂いくと、より安心して前に進めることができます。
5.プチリノベーションを候補に入れる
どうしても、フルリノベーション向きの物件が見つからない。でも出来るだけ早く物件を購入しいたいという方は、リノベーション済みの物件に、設備はそのままで多少の間取り変更や、建具やフローリングの変更などを行う、プチリノベーションも考慮すると、物件の選択肢が大きく広がります。
勿体ない感じもしますが、実は同じ物件をフルリノベーションした時と、プチリノベーションをした時では、トータル金額が大きく変わらないことがあります。
というのも、リノベーション済みの物件は、不動産業者が物件を買い取り、リノベーションをして販売している物件がほとんどです。不動産業者は、設備を大量に仕入れ、似た仕様で工事を行うため、設備費用も人工代も下がり、個人でリノベーションを行うよりも安く工事を行う事ができます。
そのため、プラスαでリノベーションを行っても、トータルでは変わらなくなるというわけです。
水回りなどの設備機器からこだわる方は不向きですが、キッチンにタイルを張ったり、リビング横の洋室の壁を取って、大きなリビングに変更したり、建具をデザイン性高いものに変えるなどして、満足する室内にする事が出来るのであれば、選択肢の一つにすると良いと思います。
いかがでしたでしょうか。
やっと見つかったと思ったら、準備をしてなかったが為に、他の方に取られてしまった。そんなことにならないよう、今できることから始めていきましょう。