魅力ばかりだけではない? タワーマンションのメリットとデメリット

「タワーマンションに住むのはお金持ちの特権」と思われがちですが、実は平均的な世帯年収の人たちでも手が届きやすい価格帯の物件も少なくありません。利便性の高いエリアで駅近物件が多く、共有設備が充実していることから、DINKsや共働き夫婦にも注目を集めています。そこで今回は、どんな物件をタワーマンションと呼ぶのか、タワーマンションのメリット、デメリットをご紹介します。

タワーマンションとは

タワーマンションは、一般的に高さ60m以上、20階建て以上のマンションのことをいいます。タワーマンションは都市部の地価が高いエリアにあるケースが多いため、「販売価格が高い」「お金持ちでないと買えない」と思われがちです。

しかし、中には4,000~6,000万円程度の物件も多数販売されており、平均的な年収の共働き夫婦でも十分購入可能だといえます。実際、首都圏では30代の2人世帯が多く入居しており、タワーマンションに関心をよせる共働き夫婦も多いようです。

タワーマンションを購入するメリット

一般的なマンションと比較して、タワーマンションを購入する代表的なメリットを4つご紹介します。

建物の耐震・免震・制震設備に優れている

タワーマンションのメリットは、建物の耐震・免震・制震設備など災害対策が充実しているところです。高さ60m以上の超高層建築物は国土交通省の大臣認定を受けることから、災害が発生したときのさまざまな対策が立てられています。

そのため、一般的なマンションと比べて、建物の構造耐力に関する厳しい基準が設けられています。マグニチュード7以上の大地震が発生しても、地震の揺れや衝撃を和らげて被害を最小限に抑え得る耐震性の高いタワーマンションも少なくありません。

また、ほとんどのタワーマンションで備蓄倉庫、簡易トイレなど防災設備を設けていることもメリットのひとつです。

景色が良い

上層階になればなるほど、周囲を遮るものがないので部屋からの眺めが抜群なところもタワーマンションのメリットです。昼間は市街地や遥か遠くに見える海や山、夜は夜景と毎日絶景を独り占めできます。

周囲を遮るものがないということは、言い換えれば生活を覗かれる心配がないと捉えることができます。昼間でも人目を気にすることなく、カーテンを開けっ放しにして生活することが可能です。

共有施設の設備が充実している

一般的な低層マンションと比べて共有設備が充実しているのもタワーマンションに住むメリットの1つ。ゲストルームやキッズルーム、ラウンジ、シアタールーム、コンシュルジュサービスなどがあるタワーマンションも珍しくありません。

24時間常駐する管理人、いたるところに設置されてある防犯カメラなど、セキュリティ対策も万全なところが多いです。

立地条件が良い

一般的に駅近に建設されることが多いので、立地が良い点もメリット。駅直結のタワーマンションだと、雨の日も濡れることなく自宅と駅を行き来できます。

また、タワーマンションの建設に伴い、近隣エリアの開発が進むこともよくある話。周辺にスーパー、コンビニ、ドラックストアなど商業施設が増えるので、暮らしやすいところもタワーマンションのメリットといえます。

タワーマンションを購入するデメリット

次は一般的なマンションと比べたタワーマンションならではのデメリットを3つご紹介します。

修繕費、管理費が高くなりやすい

タワーマンションは、修繕費、管理費が高くなりやすいといわれています。建物の構造耐力がしっかりしている分、建物の設備に高性能なものが使われているからです。

タワーマンションで設置義務がある非常用エレベーターなどが良い例です。性能が高い分、既存品でなく特注品を使っているケースも珍しくありません。そのため、数十年に1度の割合で行われる大規模修繕の費用が高くなる可能性が十分に考えられます。

また、タワーマンションは、エレベーターや階段などの共有部分の面積比率が一般的なマンションと比べて広く設計されるケースが多いです。それに加えてラウンジ、ゲストルームなどの共有施設が充実しています。これら施設の清掃や運営にお金がかかるため、その分、管理費が高くなる傾向にあります。

震災時は不便になる可能性がある

震災でエレベーターが非常停止してしまった場合、高層階の階段での移動はかなり大変になります。前述したとおり、耐震性が高く防災設備を設けているタワーマンションも多いので安全性における不安は少ないですが、高層なだけあって揺れが大きくなる物件もあります。本棚や食器棚が倒れて被害が大きくならないよう、家具の転倒防止の対策も必要になります。

朝はエレベーターが渋滞する

朝の通勤や通学の時間帯にエレベーターが渋滞しがちな点もタワーマンションならではのデメリット。特に住戸数と比べてエレベーターの設置台数が少ないタワーマンションは、その傾向にあります。エレベーターが高層階用と低層階用で分かれていないタワーマンションは、時間帯に関係なくエレベーターの待ち時間が長くなりがちです。

ベランダに洗濯物が干せない

マンションの規約で、ベランダに洗濯物を干すことを禁止するケースが多いのもタワーマンションのデメリット。

禁止する代表的な理由に、風が強い高層階だと洗濯物が飛んで、下にいる通行人に当たるなど事故を防ぐ目的が挙げられます。また、生活感が出てステータスが下がってしまうことを懸念して、洗濯物や布団を干すことを禁止するタワーマンションもあります。

立地条件が良いだけなく、建物の外観や内装が豪華で、設備も充実しているタワーマンション。高級ホテルのようなラグジュアリーな雰囲気の建物も少なくありません。一見、メリットだらけのように思えますが、タワーマンションならではのデメリットもあります。物件購入の際にタワーマンションを選択肢に考えている方は、上記の内容を参考に検討してみてください。

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