リノベーションをする人必見! リノベーションに使う床材の種類
- 2019/2/8
- リノベーション
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リノベーションをしようと決めたら、まずはどういったテイストの空間にしたいのかを考えるはずです。そこで重要になるのが、どのような床材を選ぶのかということ。床は部屋の土台となる大切な部分で、床材ひとつでその部屋の雰囲気は大きく変わってきます。というわけで今回は、リノベーションをする際の床材の種類について、詳しく解説していきます。
リノベーションを行う際に床材にこだわったほうが良い理由
床は、壁や天井と同じように室内において広い面積を占める部分です。そのため、どういった素材、カラー、模様の床材を選ぶのかによって、その部屋の雰囲気というのはガラリと変わってきます。例えば、ナチュラルテイストの部屋づくりをしたいのであればライトカラーの床が良いでしょうし、洗練されたラグジュアリーな部屋に仕上げたいのであればダークカラーの床材がおすすめです。選んだ床材の雰囲気によっても相性の良い壁紙や家具のテイストが変わってくるため、とても重要な項目だといえるでしょう。
また、私たち日本人は玄関で靴を脱ぐため、床は直接肌が触れることの多い部分でもあります。実際に暮らし始めてみると、床材の質感や肌触りが気なってしまうケースも珍しくありません。選んだ床材が気に入らなかったからといって、一度張り替えたものは簡単には変更できません。床材選びはきちんと時間をかけて検討することが大切です。
リノベーションのときの参考に! おすすめの床材と特徴
例えば、これまで畳だった床がフローリングになっただけで部屋の雰囲気が和から洋にガラリと変わってしまうように、空間の印象は床材によって大きく左右されます。また、床材の種類によって費用や工期に違いが出るのはもちろん、素材によっても性能が異なるため、リノベーションの時には用途に応じた最適な床材を選ぶことが大切です。というわけで、ここではリノベーションの際におすすめの床材を、それぞれの特徴に触れながらご紹介していきます。
無垢フローリング
合板や集成材などの基盤の表面に化粧材を張り合わせた「複合フローリング」に対し、「無垢フローリング」というのは天然の一枚板を使用した床材です。複合フローリングと比べて木特有のぬくもりや香が魅力で、断熱性と調湿作用に優れています。そのため、冬に素足で歩いても冷たさを感じにくく、また夏の暑い季節でもベタつくことがありません。
コストは複合フローリングよりも割高で丁寧なメンテナンスが必要ですが、木の質感や風合いを楽しみたいという方におすすめです。
コルク材
ワインの栓などでおなじみのコルクを床材として使うこともできます。耐久性が高く、適度な弾力性もあるため吸音性にも優れていて、階下への足音が気になるマンションでのリノベーションにもおすすめです。また、断熱性も高く、表面の仕上げ処理の方法によっては、キッチンや洗面所などの水場に使えるものもあります。アレルギーの原因となるハウスダストが発生しにくいという特徴もあるため子ども部屋の床材としても人気です。
クッションフロア
クッションフロアはシート状になったビニール製の床材のことです。厚みがあって弾力性があるのが特徴で、フローリングと比べると圧倒的に価格が安く、施工がしやすいこともあって工事費を大幅に抑えることができます。ハサミやカッターなどを使えば簡単に切ることもできるため、曲線などさまざまな部屋の形状に対応することも可能です。
また、ホームセンターなどでも手軽に購入できことから、DIYでも人気の高い床材です。以前は洗面所やトイレ、脱衣所などの水回りで使われるのが主流でしたが、近年では色やデザインのバリエーションも豊富で、リビングやダイニングなどの床材としても注目されています。
カーペット
ウール、アクリル、ナイロンなどの繊維素材でできたカーペットは、素材や柄などによって部屋の雰囲気を作ることができる床材です。柔らかな質感は足触りがよく、直接寝転ぶこともできるだけでなく、部屋を歩く時の足音を抑えてくれるため、階下への足音が気になるマンションなどの床材にもおすすめです。ただし、他の床材と比べてホコリや汚れなどがたまりやすく、ダニが発生しやすいため、こまめなお手入れが必要です。
こんな場合にはどうする? おすすめの床材
床材はその種類によっても性能や特徴が異なるため、リノベーションをする際にはライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。では、以下のようなケースではどのような床材がおすすめなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
小さい子どもがいる家庭
小さな子どもがいる家庭が床材を選ぶ時には、何よりも「吸音性」を重視することが大切です。特に、マンションなどのように階下に他の人が暮らしている場合には、騒音問題が発生してしまう可能性もあるため、足音や騒ぎ声など「音」に対する配慮をする必要があります。その場合の選択肢としては、クッションフロアやコルクの床材がおすすめです。優れた吸音性によって階下への音漏れを出来る限り抑えるだけでなく、弾力性があるので転んだ時の衝撃も和らげてくれます。カーペットにも同様の効果がありますが、汚れた場合の手入れの大変さや、ダニやハウスダストの発生リスクなどを考慮すると、カーペットよりもクッションフロアやコルクを選ぶのが理想的です。
ペットを飼っている場合
室内犬や猫などのペットを飼っている場合、消臭効果が備わっているフローリングがおすすめです。抜け毛などの掃除もしやすく、万が一トイレの粗相があった場合でもサッと拭き取って除菌することができます。
メンテナンスを楽にしたい場合
とにかく手入れを楽にしたいという方は、メンテナンスが簡単なワックスフリーフローリングがおすすめです。その名のとおり定期的なワックスがけが不要な床材で、傷や汚れがつきにくい加工がされているため手入れの手間を少なくすることが可能です。
リノベーションをする際には、ぜひ上記の内容を参考にして床材を選んでみてください。