私、マンション買いました!第1話「そうだ、マンションを買おう」

初めまして。この筆者である「私」です。一人暮らしの女性の一人である私が、一念発起してマンションを購入いたしました。その時の体験談のあれこれを不定期にお話します。どうぞよろしくお願いします。

そのころ私は、とある私鉄沿線のベッドタウンにある、公団の賃貸住宅に暮らしていました。Kニュータウンの一角にあるこの団地が建てられた頃と結婚がちょうど重なり、幸いなことに入居の抽選にも当選。今後、家族がふえるかもしれないと考えた新居の間取りは、73㎡、3LDKでした。
それから12年の時が流れました。人に歴史あり。人生とは予定通りにはいかぬもの。12年の間に二人で入居し、いずれは増えると予想していたはずの家族構成が、よんどころない事情により独りに戻り、やがて別のパートナーが現れ・・・。などと予想外の展開をしておりました。加えて、仕事の面でも変化を迎えていました。親の意向で父の仕事を手伝う決心をしました。30代半ばで、今までとは全く異なる職種に従事することになった訳です。

私に変化があった以上にその街も12年の間に変化をしていました。新しい鉄道や道路が開通し、自宅から徒歩5分のところに最寄り駅ができました。そして、この先も増えると思われる人口を見越しての駅周辺の開発。その速度たるや著しいものがあり、商業ビルやマンションが驚くほどの速さでどんどんと建っていきました。開発者たちがターゲットにしていたのは子供がもうすぐ生まれる、あるいは、小さなお子さんがいる30代のファミリー層でした。街は瞬く間に子供向けの、あるいは若い家族が楽しめる様相を呈した街に変わりました。赤ちゃん用品や子供用品を扱う店が急増し、家族が週末を楽しく過ごせるような施設も増えました。ほとんどの施設が大きな駐車場を有しており、休日にはパーキングに入るための車があちこちで列を作りようになりました。

私がターゲットの「ど真ん中」にいたのであれば、その街はとても暮らしやすく、便利だったに違いありません。しかし、当時の私は、独身に戻り、仕事も変わり、今までと違う生活に馴染むため、いろいろとストレスを感じていた頃でした。ですから、住みたい街、住みたい家に望むものは、もはやその街が醸し出す雰囲気ではなく、規模の大きな団地の3LDKの一室でもなくなっていたのです。

この街に住むよりは、大幅に通勤時間を短縮し、一人暮らしの女性に優しくて便利な街に住みたいという思いが募るばかり。加えて、できることなら、40歳までに自分の城を手に入れたい。という、決意にも似た野望が頭の隅、いや、「ど真ん中」に宿りつつありました。
当時の私には、パートナーはいるものの、結婚という形は選択していませんでしたし、子供もいなかったので、この先もずっと借り物で馴染みにくい場所に住み続けるよりは、何かひとつでも納得ができ、なおかつ、自分の資産になり得るものが欲しかったのだと思います。
住んでいる場所や環境の大きな変化に加え、自分自身のライフスタイルや考え方がそれまでとは大きく変化をした時期でした。それこそが、まさに、私がマンションを買った訳だったのです。

「そうだ。マンションを買おう」そう心に決めた、いや、決めてしまった私はひとり物件探しを開始しました。すでにお気づきかもしれませんが、思い立つと、行動したくなるタイプでございます。プライベートなことは人に頼らず自分で情報を得たいタイプでもあります。都内のマンションに一人暮らし。思えば、それは学生のころからの憧れでもありました。

不思議なもので、一度、都内にマンションを買おうという目標を持ったら、人生のレールもそれに沿うように方向を変えていくのかもしれません。
なんといっても資金です。「地道にコツコツと目標に向かって貯金をする。」などという真面目でしっかりとしたところが皆無の私です。にもかかわらず、いや、だからこそかもしれません。こう思ってしまいました。
「何とかなるんじゃないの?」無謀にも程がありましたが、結果的に本当にそれは何とかなってしまいました。その話はまた後にするとして、まずは物件探しです。

楽しくも大変な物件探しです。情報誌や不動産屋さん巡りやら・・・そう、このころはまだまだ、社会の仕組みがアナログで、今ほどインターネットやSNSで情報収集ができる時代ではありません。美味しい情報は、足で稼ぐ時代でした。それでも、楽しい物件探し。間取りやら、物件情報やら矯めつ眇めつする時間は夢と妄想が果てしなく膨らむ至福の時でありました。内見も何軒行ったか覚えていないぐらい足を運びました。そうした中で、とても気の合う不動産会社のある女性と巡り合いました。彼女は親身になってご自分の家のように一緒に物件を探してくださり、あれこれと貴重なアドバイスをしてくださいました。正直な話、不動産会社の中には慇懃すぎる人、横柄な人、横着な人もいて、物件巡りは楽しい反面ストレスでもありましたので、信頼ができ、なんでも話ができる不動産屋さんと会うことができたのは幸運でした。初めてのマンション購入に際し、彼女のような有難くも頼もしい存在がそばにいてくれたのは心強いことです。
そして、両親が住む実家と職場とのちょうど中間あたりにある小さなマンションこそが、私の選んだ私の居場所でした。

さあ、資金の話です。住宅ローンを組むべく、金融機関を回り、友人、知人から報誌を集めて、ここでも足で稼ぐ作戦です。資金繰りの作戦は自分自身が住宅ローンを組むと同時に、姑息にも親父様のお金を当てにしました。大きな決断で両親が望むように転職をしたのだからという、かなり不遜な個人的見解が私の背中を押しいたわけです。

私自身の家を買うのに、他力本願この上ない状況だったにもかかわらず、住宅ローンを組むことができ、父と共有名義という形が整い、マンション購入が夢や妄想でなくなってきました。

ね?レールって、沿ってきますでしょ?現実を見すぎて二の足を踏み続けるのも、すべからく無謀に突き進むのも人生は人生。どちらが良い悪いではなく、まあ、なんとかなるものなのです。と、過去の私の弁護をしつつ、思い切りや無謀が非現実を現実にしてくれるかもしれません。

いよいよ現実になった、マンション購入!でも、これからがまたいろいろと大変だったりもします。その続きはまたの機会に。

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